浮気調査にGPSを使うと違法?注意点と正しい使い方を解説

GPS
  • 「最近パートナーの帰りが遅く、連絡がつきづらい…」
  • 「休みの日に行き先を伝えずに出かけることがある…」
  • 「もしかして、浮気しているかも…?」

このような疑問が生じた時、あなたならどのようにパートナーの浮気を確かめますか?

疑いの段階ではあまり大事にしたくありませんし、ましてや浮気を疑って行動していることがパートナーに知られてしまえば、今後の関係に影響が出ることが予想されます。

かといって直接聞くことはためらわれるならば、自分のできる範囲で相手の行動を把握する、これが浮気を確かめる第一歩と考えられるでしょう。

そういった考えから、「GPSでの浮気調査」を思いつく人は少なくありません。

そこでこの記事では、 GPSで浮気調査を行う際に気を付けたいポイントや、GPSの浮気調査の有効性について紹介します。

このページで分かる事
  1. GPSで浮気調査をする事は違法になるのか?
  2. GPSで押さえた証拠は裁判で有効か?

GPSを使った浮気調査の方法

例えば、GPS機器をパートナーの車や持ち物に取り付けることで、パートナーの行き先や滞在履歴を知ることができます。

すると、そもそも浮気の心配があるのかどうか(仕事と言っていた時間にホテルにいる、不審な宿泊があるといった怪しい挙動があるか)を確かめることができます。

そして、もしも浮気をしていることが発覚した場合には、いつ・どこで浮気と疑われる行動をしていたかの情報を得ることができます。

GPSで得た位置情報履歴を元に張り込みや待ち伏せをし、不貞行為の確固たる証拠となる場面を押さえる、といった活用も可能です。

しかも、GPS機器は小型で目立たないものが多いため、パートナーに発覚してしまう心配もあまりありません。

インターネットで「浮気調査 GPS おすすめ」と検索すると、ネットショップのおすすめ商品が多く出てきます。

また、販売だけではなくGPS機器のレンタルサービスも存在していることから、その需要の高さがうかがえます。

さらには、相手の携帯にインストールすることで、遠隔操作し位置情報履歴を入手できるGPSアプリも存在しています。

GPSでの浮気調査は違法になる可能性がある

しかし、個人によるGPSでの浮気調査は、方法によっては違法となる場合があります。

以下、取り付け先別に違法となるケースをご説明します。

車にGPSを無断で取り付けた場合

例えば、あなたがパートナーの普段使いの車にGPSを無断で取り付けたとします。

取り付けたGPSから行き先情報や位置情報履歴を手に入れることは、パートナーへのプライバシーの侵害にあたる可能性があります。

プライバシー権は人権の1つですので、相手が「プライバシーを侵害された」と感じていれば、たとえ夫婦であってもその時点でプライバシーの侵害となる可能性があります。

つまり、夫婦間であっても人権侵害として訴えられてしまうおそれがあるということです。

後述しますが、プライバシーの侵害を訴えられた場合、せっかく手に入れたGPSの位置情報履歴の証拠能力が著しく失われる可能性もあります。

さらに気を付けなければならないのが、パートナーが仕事で使用している車にGPSを取り付けて情報を入手した場合です。

社用車の位置情報履歴を取得することで、パートナーのプライベートな情報の他に、会社の業務情報を入手してしまうことがありえます。

例えばGPSの位置情報履歴から、その会社の機密情報(営業ルートや運搬ルートなど)を得てしまった場合、営業秘密不正取得となり会社から損害賠償請求されてしまうおそれすらあります。

企業からの損害賠償請求は、個人からの訴えとは比べ物にならないほどの金額となることは自明です。

スマートフォンにGPSアプリを無断でインストールした場合

パートナーのスマートフォンに相手の位置情報履歴がわかるGPSアプリを無断でインストールした場合や、位置情報履歴を取得する機能を無断で使用した場合も、当然先ほどと同じくプライバシーの侵害にあたります。

加えて、他人の所有物に不正にログインをしたり、無断でソフトウェアをインストールしたりすることは、不正アクセス禁止法にも違反します。

こちらも当然夫婦間でも適用される法律となるため、浮気調査のためという名目があったとしても違法行為とみなされる可能性が高いです。

浮気相手の車や持ち物にGPSを無断で取り付けた場合

パートナーの浮気相手と思しき人の車や持ち物にGPSをつけることは、前述のケースより違法性が高まります。

先述のプライバシーの侵害はもちろんですが、例えば取り付けのために相手の自宅敷地内に踏み入ったとします。

この行為は「住居不法侵入」となるおそれがあります。

また、取り付けの際に相手の所有物を傷つけてしまった場合、「器物損壊」にあたるおそれがあります。

どちらのケースも、侵入・取り付けを行ったあなた自身が刑事告訴されてしまうリスクを伴います。

GPSでの浮気調査でも違法にならない場合とは?

パートナーとの共有財産に取り付けた場合

GPSを取り付けた車が夫婦の所有物、すなわち共有財産であった場合には、夫婦生活を円滑にするために必要な調査(=浮気調査)として、GPSを用いた浮気調査に違法性がないと認められることがあります。

しかし、注意しなければならないのは、位置情報履歴を得ることで相手のプライバシーを侵害している事実には変わりがないということです。

そのため、例えば裁判にて取り上げられた場合、この点を強く攻めた上で違法性があると認められてしまう可能性もあります。

すなわち、100%違法性がないわけではない、ということを重々承知しておく必要があります。

パートナーに同意を得ていた場合

パートナーの車や持ち物へGPSを無断で取り付けるのではなく、あらかじめ承諾を得ていた場合には違法性はありません。

例えば「浮気が心配なのでGPSアプリを携帯にインストールしてほしい」と直接頼み、パートナーがそれに応じてインストールした場合、「位置情報履歴を参照すること」には同意がありますので、違法性はありません。

しかし、お気づきの通りこのような同意を得られるのは相当なレアケースです。

なぜなら、本当に浮気をしている場合にはこの提案をなんとか拒否しようとするからです。

ここまでGPSでの浮気調査を具体的に紹介しました。

確実に申し上げられるのは、個人でGPSを用いた浮気調査をすることは大変なリスクがある、ということです。

また、リスクの高さに反して浮気の証拠として求める効果が得られない可能性が高いため、おすすめの手法とは言い難いです。

GPSで押さえた浮気の証拠は裁判で有効なのか?

前項ではGPSの取り付けの違法性についてお伝えしましたが、では仮にGPSで浮気の証拠を押さえたとして、パートナーの位置情報履歴が「裁判で有効な証拠として扱われるか」という課題が残ります。

例えば、あなたがパートナーの車に取り付けたGPSの位置情報履歴が、ラブホテル付近に3時間あったとします。

この位置情報履歴は、浮気の証拠となり得るでしょうか?

答えは残念ながらNOです。

まず前提として、GPSの位置情報履歴は完全なものではありません。

もちろん技術の進歩により制度は日々高まってはいますが、いまだに常に数メートルから数十メートルの誤差があることが知られています。

特にビルとビルの間や、屋内施設にGPS機器がある場合には、誤差が生じることが多いと言われています。

例えば、先ほどの“ラブホテル付近に3時間滞在していた位置情報履歴”を浮気の証拠としてパートナーに示した際に、「このホテルのそばにあるコンビニの駐車場で仮眠をしていた」と言われたとします。

すると、GPSの情報には誤差があることから、このパートナーの反論を完全に嘘だと否定できる要素はない、ということとなるのです。

そもそも浮気の証拠とは、「パートナーと浮気相手のとの間に不貞行為があったこと」を示すものを指します。

つまり、その証拠を見れば、パートナーと浮気相手とが肉体関係を持ったということが第三者から見ても明らかだと判断できるものがこれにあたります。

このことからも、GPSの位置情報履歴自体は不貞行為の証拠とはなり得ないことがわかります。

例えば、浮気相手の自宅近くの位置情報履歴、ラブホテル近くの位置情報履歴があったなど、客観的に考えると浮気していることは明らかなように思えますが、それらはあくまでも「状況証拠」であり、不貞行為そのものの証明には至りません。

また、GPSの位置情報が証拠として有用な情報だったとしても、入手経緯を説明できない証拠は裁判では効力を持たない可能性が高いのです。

GPSの位置情報の入手経緯によっては違法行為を責められ、反対に損害賠償責任を負ってしまうなど、裁判が不利に進んでしまう可能性すらあります。

何よりも避けなければならないのは、超えてはいけないラインを超えた情報収集をしてしまい、被害者であるあなたの立場が悪くなるリスクを負うことです。

浮気をしているのはパートナーで、責任を負うべきなのもパートナーです。

被害者であるあなたは、状況を冷静に分析し、確実な証拠と情報で戦い、納得のいく結論を得るべきなのです。

感情的になり、思いつくままの行動をしてしまうのではなく、一度落ち着いて考える時間を大切にしてください。

確かな証拠を得るために探偵事務所へ相談を

では、「確かな証拠」はどうやったら手に入れられるのでしょうか?

一番の手段は、探偵事務所への相談です。

「探偵」と聞くと身構えてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、探偵とはすなわち「調査のプロ」です。

プロの熟達した技術と経験で、あなたご自身では行えない調査方法を用いて情報収集が可能です。

また、強く警戒されがちな家族よりも、第三者である探偵のほうが、事を円滑に運ぶことができると言えます。

とはいえ、疑いの段階では本格的な調査の依頼は検討しづらいと思いますし、費用の心配もあることと思われます。

まずは、ご自身の悩みや気になる点を探偵事務所にご相談いただくことで、本格的な調査が必要かそうでないかの見極めをすることが可能です。

ご自身の安寧の一助として、まずは探偵事務所へのご相談をおすすめします。

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